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自動車保険は、高い商品と安い商品に二極化してます。
また、保険料は毎年のように見直され、安さのランキングは刻々と変動しています。

平均して35,000円も保険料を下げている方法を、お試し下さい。

1ナンバー車の、保険料相場をご案内します。自動車保険(任意保険)の検討にご利用ください。

1ナンバー車は、荷物を運ぶのに適しているのはもちろんですが、他の普通車と比べて税金が安いことも魅力です。

ハイエース
〔ハイエース〕
トヨエース
〔トヨエース〕
ハイラックス
〔ハイラックス〕

それでは、自動車保険(任意保険)の保険料はどうでしょうか?

このページでは、保険料相場を中心に、以下の内容をご説明します。

1ナンバー車は、普通貨物車です。ナンバープレートと車検証で確認できます。

1ナンバー車の見分け方や、どんな車が当てはまるかを、整理しました。

貨物車を表すナンバーは、3つあります。

このうちの、分類番号(地名の右側にある数字)が1で始まる車両が、該当します。

ナンバープレート 意味
1ナンバー車 普通貨物車。下の小型貨物車の基準を1つでも超えた、車両総重量8t未満かつ最大積載量5t未満で3車軸以下の貨物車。
4ナンバー車 小型貨物車。全長4.7m未満、全幅1.7m未満、全高2.0m未満、排気量2,000cc未満(ディーゼルは制限無)の貨物車。
軽自動車4ナンバー車 軽貨物車。全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下、排気量660cc以下、最大積載量350kg以下。

車検証では、図のように、《自動車の種別》が「普通」、《用途》が「貨物」と印字されています。

普通貨物車の車検証のイメージ「用途」

1ナンバー車が、どんな補償内容で自動車保険に入っているかを調べました。

損害保険料率算出機構の統計資料『自動車保険の概況 2020年度版』(2021年4月発行)によると、1ナンバーのような普通貨物車の補償内容には、次のような傾向がありました。

保険 加入率
(自家用)
加入率
(営業用)
加入率
(全体)
対人賠償保険 89.3% 72.5% 75.0%
対物賠償保険 89.3% 73.1% 75.1%
人身傷害保険 75.7% 32.9% 70.0%
車両保険 39.3% 22.6% 45.7%

ポイントを整理すると、次のようになります。

  • 普通貨物車は、車両保険の加入率が低い
  • 営業用普通貨物車は、人身傷害保険の加入率も低い
  • 自家用普通貨物車は、対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険の加入率が高い

乗用車でも貨物車でも、自家用のほうが保険加入率は高いです。

ただ、普通貨物車では、車両保険の加入率は、営業用のみならず自家用も低いようです。

1ナンバー車の自動車保険(任意保険)の保険料相場を調べました。

トヨタのハイエースには、1ナンバー(普通貨物車)仕様、4ナンバー(小型貨物車)仕様、3ナンバー(普通乗用車)仕様のモデルがあります。

そこで、1ナンバー仕様(=TRH200K)、3ナンバー仕様(=TRH214W)の保険料を、代理店型自動車保険(損保ジャパン)、ダイレクト型自動車保険(イーデザイン損保)の2つで比較しました。

トヨタ ハイエース TRH200K
〔トヨタ ハイエース TRH200K〕

代理店型自動車保険

まずは、代理店型である損保ジャパンの自動車保険で保険料を見積もりし、4パターンの年齢と等級の組み合わせで比較しました。

車両保険なし、日常・レジャー使用での、年払い保険料です。

1ナンバーと3ナンバーの保険料比較(代理店型自動車保険)

4パターンとも、1ナンバーのほうが高くなりました。

ただし、26歳7等級は差がわずかです。

ダイレクト型自動車保険

次に、ダイレクト型であるイーデザイン損保の自動車保険で、上と同じように保険料を比較しました。

1ナンバーと3ナンバーの保険料比較(ダイレクト型自動車保険)

4パターンのうち、26歳7等級だけは、1ナンバーのほうが安くなりました。その他の3パターンは、3ナンバーのほうが安くなりました。

統計データに基づく保険料相場

1ナンバー車の、保険料の全国平均を示すデータはありませんが、それに近い統計数値として、貨物車の保険料全国平均をご覧ください。

損害保険料率算出機構の統計資料『自動車保険の概況 2020年度版』(2021年4月発行)をもとに算出しました。

( )内は、ナンバーの色と数字です。

用途・車種 年間保険料
2019年 2018年 2017年
自家用普通貨物車
(白1)
81,205 80,747 80,615
自家用普通乗用車
(白3)
73,600 73,265 74,899

グラフでご覧いただいたように、貨物車の保険料は、全体的に乗用車より高くなりがちです。

しかし、上表の金額の差は、それだけでは説明できそうにありません。

貨物車は、自家用であっても、“業務使用”される確率が高いです。保険料は、“日常・レジャー”や“通勤・通学”より“業務使用”の方が高くなります。

それが、貨物車のほうが高くなっている理由でしょう。

1ナンバー車は、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険に入りにくいです。

1ナンバー車は、代理店型自動車保険にはスムーズに入れますが、ダイレクト型自動車保険の場合、すんなりと加入できないことが多いです。

知らないとつまづきやすいケースを、以下で説明します。

最大積載量による申込制限

ダイレクト型自動車保険は、1ナンバー車の最大積載量に応じて、次の4タイプのいずれかの対応をしています。

  • 最大積載量2.0トン超は申込不可。
  • 最大積載量0.5トン超は申込不可。
  • 1ナンバー車は電話申込のみ。
  • 1ナンバー車は申込不可。

電話申込で引き受けてもらえたとしても、インターネット割引がないので、保険料面では損になります。

2022年1月時点での、おもなダイレクト損保の対応状況は、下表のとおりです。

アクサダイレクト 最大積載量2.0トン超不可
イーデザイン損保 最大積載量2.0トン超不可
SBI損保 申込不可
セコム損保 最大積載量0.5トン超不可
セゾン自動車火災 電話申込のみ
ソニー損保 申込不可
チューリッヒ保険 電話申込のみ
三井ダイレクト損保 最大積載量0.5トン超不可
楽天損保 最大積載量2.0トン超不可

セコム損保と楽天損保は、代理店販売もやっています。1ナンバー車でも、代理店申込は可能です。

ダイレクト型自動車保険なのに、ネット申し込みできないというのは、「できれば販売したくない」という意思表示です。

そういう会社は、1ナンバー車へのサービス体制が整っているか不安があります。

できるだけ、候補から外すことを、おすすめします。

ダンプ装置付き車両はお断り

ダンプ装置とは、荷台を押し上げ、後方または側方へ傾ける装置のことです。

下図の赤丸で囲まれた部分を指します。

貨物自動車のダンプ装置

車検証でも確認できます。紙面の右上に、下図のように印字されています。

車検証でのダンプ装置の表示例

ダンプ装置付きは、1ナンバー車だけでなく、それ以外(4ナンバー車=小型貨物車など)でも、ほとんど断られます。

改造車は合法でもウェブ見積もり・申込お断り

合法的に3ナンバー車を改造して、1ナンバーに変更することができます(方法は下で説明しています)。

車検を通すと、車検証に「改」の文字が付記されて、備考欄に改造内容が書き込まれます。

このような合法的な改造車は、代理店型はもちろん、ダイレクト型自動車保険にも加入できます。

ただし、ウェブ見積もり・申込できないことが多いです。その場合、電話申込になります(インターネット割引なし)。

自動車保険の検討段階では、「改」がないつもりで各社の見積もりを集めて比較し、候補を絞り込んだうえで、損保会社に電話問い合わせしましょう。

なお、面倒ですが、見積もりした保険料に対し、インターネット割引分を戻すことをお忘れなく。

法人契約が可能なダイレクト(ネット通販)型は少数

法人が契約者になって加入できるダイレクト型自動車保険は限られています。

現在法人契約が可能なダイレクト型は、以下の会社です。

セコム損保 同社は、通販(ダイレクト販売)だけでなく、代理店販売もおこなっています。1台なら通販(ダイレクト販売)型でも加入できます。2台目以上なら、代理店型で加入します。
チューリッヒ保険 法人契約は可能です。ただし、1ナンバーは加入できないルールになっています。

SBI損保とソニー損保は、法人契約は可能ですが、そもそも1ナンバー車の申込を受け付けません。

自動車保険の見積もりを集めて、比較して選びましょう。無料一括見積もりサービスが役に立ちます。

上で保険料相場をご覧いただきましたが、見積もり条件(年齢、等級、車種、使用目的、走行距離など)が変わると、保険料は大きく変動します。

自動車保険選びは、主な保険商品の見積もりをとって、比較して選ぶことをおすすめします。

とは言え、たんさんの自動車保険の見積もりを集めるだけでも、それなりの時間と負担がかかりそうです。

そこでおすすめしたいのが、無料の自動車保険一括見積もりサービスです。1回の入力で、主要な自動車保険の見積もりが、一気にお手元にそろいます。

いったん見積もりをそろえた後で、条件設定を変えての再見積もりも、簡単にできます。

こちらのサービスの利用車は、平均して、保険料を年間35,000円安くしているそうです。

自家用の1ナンバー車の代表的なモデルというと、ハイエース、ハイラックスなどです。

1ナンバー車のイメージがわきにくいかもしれないので、代表的なモデルをご紹介します。

ハイエース

トヨタのワンボックスカー。

ボディサイズは2段階あり、「標準タイプ」は4ナンバー、「ワイドタイプ」が1ナンバーです。

1ナンバーと4ナンバーの維持費を比べると、自賠責保険、自動車保険、高速料金は、1ナンバーのほうが高くなります。

一方、自動車税と重量税は、1ナンバーも4ナンバーも同額です。

ハイラックス

トヨタのピックアップトラックです。

ピックアップトラックの特徴は、乗用スペースの後ろに屋根のない荷台がある形状です。

ハイラックスは、現役で販売されている唯一のピックアップトラックです。

ランドクルーザーなどを1ナンバー化する

トヨタのランドクルーザーは3ナンバー(普通乗用車)ですが、この車の愛好者の中には、維持費を下げるために、合法的に改造を施して1ナンバーにする方々がいらっしゃいます。

乗用車を貨物車にするために、たいていは以下のような2つの改造がおこなわれます。

  • 3列目のシートを取り外す(3列シート車の場合)。
  • 2列目のシートのリクライニングをできなくする。

通常、このくらいの構造変更であれば、違法にはなりません。車検を通すこともできます。

3ナンバー車を1ナンバー化することのメリット・デメリットは次のとおりです。

  • 自動車税、重量税は安くなる。
  • 自賠責は高くなる。
  • 任意保険は高くなる可能性が高い
  • 高速料金は高くなる。
  • 1ナンバー車は毎年車検

項目数で言えば、デメリットのほうが多いです。

ただし、維持費トータルで比べると、ほとんどの場合1ナンバー車のほうが安くなります。節税効果は、それほど大きいです。

車検証に「改」が記載されていると、たいていのダイレクト型自動車保険では、ネット見積り・申込みはできません。

電話申込はできます。ただし、インターネット割引を受けられません。

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