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自動車保険は、高い商品と安い商品に二極化してます。
また、保険料は毎年のように見直され、安さのランキングは刻々と変動しています。

平均して35,000円も保険料を下げている方法を、お試し下さい。

アクサダイレクトの自動車保険の、補償・サービス内容、評判・顧客満足度、保険料の水準などを、徹底解説します。

アクサダイレクトは、フランスに本拠を置く世界的な保険会社、AXAグループの日本法人です。

日本法人の営業開始は1998年で、日本市場にすっかり定着しています。

そんなアクサダイレクトの、自動車保険の補償・サービス内容、評判・顧客満足度、保険料の水準などを、徹底解説します。

アクサダイレクトの、企業としてのプロフィールを、簡単にご案内します。

AXAグループは世界的な保険グループ

アクサダイレクトの母体であるAXAグループは、フランスに拠点を置き、世界中で保険事業を展開しています。

日本で営業している損保会社のうち、米国の経済誌フォーチュン誌が毎年発表しているグローバル500(世界の企業の収益ランキング・トップ500)2023年版に名前がある会社を、ピックアップしました。

500社の中での順位です。

91位 アクサ(フランス)
248位 AIG(米国)
290位 東京海上グループ(日本)
342位 チャブ(スイス)
358位 チューリッヒ(スイス)
384位 MS&ADグループ(日本)
447位 SOMPOグループ(日本)

ご覧のように、アクサダイレクトは日本の大手損保を上回っています。

日本法人の国内売上高は9位

アクサダイレクトの日本国内での売上高は、業界第10位です。そして、ダイレクト損保の中では3位です。

2022年度の、損保業界売上高(正味収入保険料)順のグラフです。

ちなみに、ダイレクト損保は、8位のソニー損保から下です。

アクサダイレクトは、ダイレクト(ネット通販)損保

損害保険会社は、大きく代理店型損保ダイレクト損保に分けられます。

アクサダイレクトはダイレクト損保です。

ダイレクト損保には代理店がなく、消費者はネットや電話で損害保険会社と直接やり取りします。

電話オペレーター

そのため顧客のやることは代理店型より多くなりますが、保険料は代理店型より安くなります。

代理店は日本全国に設置されていて、加入、更新、契約変更、保険金請求などの諸手続きの窓口となります。
ダイレクト型は、これらのことをセルフでやる必要があります。

アクサダイレクトの自動車保険の補償内容(保険・特約・サービス)の特徴を調べました。

自動車保険は基本的な補償が共通

自動車保険は、どの商品でも、基本的な補償内容(保険・特約・サービス)は共通しています。

なぜなら、自動車保険(=任意保険)は、自賠責保険(=強制保険)の弱点を補うという社会的使命があるからです。

ただし、すべての自動車保険の中身が同じ、ということではありません。

基本的な部分は共通ですが、それを補強する機能(特約やロードサービス等)には、各損害保険会社なりの工夫があります。

よって、その部分に的をしぼって、補償内容の特徴をチェックします。

特徴ある補償・サービス

アクサダイレクトの特徴がある補償とロードサービスを下表にまとめました。

赤字が独自色の強いもので、末尾に*があるのは自動付帯です。

対人賠償保険
  • 対人臨時費用(死亡10万円、入院20日以上2万円)*
  • その他費用(示談交渉費用、仲裁・和解・調停費用など)*
対物賠償保険
  • その他費用(示談交渉費用、仲裁・和解・調停費用など)*
  • 対物全損時修理差額費用補償特約
人身傷害補償特約
  • 搭乗者傷害保険(少なくとも人身傷害補償特約か搭乗者傷害保険のどちらか一つが必須)
  • 搭乗者傷害保険の医療保険金倍額支払特約
  • 搭乗者傷害保険の追加支払に関する特約
  • 搭乗者傷害保険の家事労働費用補償特約
  • 形成手術費用補償特約
車両保険
  • 車両全損時臨時費用保険金(保険金額の5%、10万円限度)*
  • 身の回り品保険金(10万円限度)*
  • その他費用保険金*
  • 地震・噴火・津波危険「車両全損時一時金」特約
ロードサービス
  • ロードサイドサービス(現場での応急作業を無料)*
  • レッカー移動サービス(35kmまで無料)*
  • 落輪引き上げサービス*
  • 修理後車両搬送費用サービス*
  • 修理後引取り費用サービス*
  • 宿泊費用サービス(ビジネスホテルクラス1泊分)*
  • 帰宅費用サービス*
  • ペット宿泊費用サービス(ペットの宿泊費を1泊分)*
全体の特約等
  • 自損事故保険*
  • 無保険車傷害保険*
  • 他車運転危険補償特約*
  • 被害者救済費用補償特約*
  • 弁護士費用等補償特約
  • ファミリーバイク特約
  • 日常生活賠償責任保険特約
  • 携行品損害補償特約
  • ペット搭乗中補償特約

特約の数は

ダイレクト型としてはかなり多く、代理店型に迫ります。

また独自の特約も目につきます。

自動セットされる補償は

多いです。

また、ある保険や特約を付けると他の特約が自動的に付加される、というセット販売が部分的に見られます。

よく言えば充実志向ですが、ほしくない特約まで付いてくるリスクがあります。

ニーズが合う人には良いけれど、合わない人もいそうな保険ですね・・・

アクサダイレクトの顧客対応・事故対応の評判は、悪くないようです。

上で説明したように、補償内容に大きな違いはないので、補償が提供されるときの品質や迅速さもぜひチェックしたいです。

このサイトでは、中立公正さや客観性を期待できる情報源として、以下のものを参考にしています。

アクサダイレクトの苦情の量は?

日本損害保険協会が公表している、協会が受け付けた損保各社に対する苦情件数をもとに、過去2年度の各社の苦情発生率をランク分けしました。

ただし、代理店型損保とダイレクト損保は、サポート体制・商品ラインナップ・法人契約の有無などの違いから、同じステージで比較できません。下表は、ダイレクト損保を対象としています(枠内の並び順は50音順)。

苦情の量 2022年度 2021年度
少ない
  • ソニー損保
やや少ない
  • ソニー損保
  • セゾン自動車火災
ふつう
  • アクサダイレクト
  • イーデザイン損保
  • セゾン自動車火災
  • 三井ダイレクト損保
  • 楽天損保
  • アクサダイレクト
  • イーデザイン損保
  • 三井ダイレクト損保
  • 楽天損保
やや多い
  • SBI損保
  • SBI損保
多い
  • チューリッヒ保険
  • チューリッヒ保険

アクサダイレクトの苦情発生率は平均的なレベルです。

自動車保険の解約の発生率は?

下は2022年度の、おもな損保会社の、自動車保険解約発生率ランキングです(1位がもっとも解約が少ない)。赤い文字がダイレクト型です。

順位 会社名
1位 SBI損保
2位 ソニー損保
3位 三井ダイレクト損保
4位 セゾン自動車火災
5位 AIG損保
6位 共栄火災
7位 三井住友海上
8位 イーデザイン損保
9位 アクサダイレクト
10位 あいおいニッセイ同和
11位 日新火災
12位 損保ジャパン
13位 東京海上日動
14位 セコム損保※
15位 楽天損保※
16位 チューリッヒ保険

アクサダイレクトの解約発生率は平均的なレベルです。

自動車保険の売上の伸び率

自動車保険は、原則1年満期で、満期のときに他社商品に乗り換えてもリスクはありません。

ですから、保険の中でも、自動車保険は、加入者の満足度が売上に反映しやすいと考えられます。

そこで、過去2年度の自動車保険の売上の対前年伸び率を、業界平均と比較しました。

20% 10% アクサダイレクト 0 2021 業界平均 2022 -10%

アクサダイレクトの伸び率は、業界平均を上回っています。

アクサダイレクトの加入者の満足度はまずまず良好と考えられます。

まだまだ成長しなければならないダイレクト型自動車保険の伸び率としては物足りません。

せめて10%はほしいです。

J.D.パワーの事故対応ランキング

米国に拠点を置く世界的マーケティング調査会社J.D.パワーは、事故対応の顧客満足度調査を毎年実施し、ランキングを公表しています。

アクサダイレクトと、比較用に大手損保4社の順位を下表にまとめました。大手4社は大きな市場シェアを握っており、実質的に業界標準と言えます。

2021 2020 2019
アクサダイレクト 6位 5位 9位
あいおいニッセイ同和 9位 7位 8位
損保ジャパン 2位 1位 3位
東京海上日動 3位 4位 4位
三井住友海上 5位 6位 6位

アクサダイレクトには大手損保並みの事故対応を期待できそうです。

顧客対応・事故対応は、悪くはなさそう

ここまでご覧いただいたことを整理すると、次のようになります。

  • 苦情の多さはダイレクト損保の中で平均レベル。
  • 途中解約はやや少ない。
  • 売り上げの伸びは業界平均より少し良好。
  • 顧客満足度ランキングでは、大手損保に近い評価。

目立って良い結果はないものの、あきらかな不安材料は見当たりません

アクサダイレクトの保険料を、代理店型とダイレクト(ネット通販)型の相場と比較しました。

新規の保険料を相場と比較

アクサダイレクトの保険料を、代理店型自動車保険(大手4社)とダイレクト型自動車保険の相場と比べました。

相場の金額は、車両保険なしの、年払い保険料の平均です。

7パターンの年齢・等級の組み合わせで、保険料を見積もりシミュレーションしました。

アクサダイレクトの自動車保険の保険料を相場と比較(普通車)

アクサダイレクトの保険料には、次のような傾向がありそうです。

  • 20代はダイレクト型の中でも安い。
  • 30~40代はダイレクト型の相場並みか、それより少し高い。
  • 50代以上は、ダイレクト型の中で高い。

上の補償内容でご説明したように、アクサの自動車保険は標準の補償が厚めなので、保険料が高めになっても、割高とは限りません。

2年目からは割高に

ダイレクト型自動車保険のほとんどが、インターネット割引を実施しています。この割引は、➊割引額がかなり大きい➋更新すると、割引額が変動するので要注意です。

アクサダイレクトのインターネット割引は、以下のようになっています(2023年1月時点)。

  • 初めの年は最大20,000円の割引(元の保険料により変動)
  • 2年目は最大8,000円の割引(インターネット継続割引)
  • 3年目以降は一律1,000円の割引(インターネット継続割引)

加入してから4年間の保険料の推移をシミュレーションし、2つの他の自動車保険と比較しました。

35歳10等級で新規加入し、その後無事故で更新し続けたときの、年払い保険料です。

楽天損保と比較

楽天損保の自動車保険(ネット申込)と比較しました。楽天損保のインターネット割引は新規、更新の区別なく、一律25%です。

アクサダイレクトの保険料の推移のグラフ(楽天損保と比較)

1年目はアクサダイレクトの方が安いですが、2年目以降は逆転しています。

損保ジャパンと比較

代理店型の損保ジャパンの自動車保険と比較しました。代理店型には、インターネット割引はありません。

アクサダイレクトの保険料の推移のグラフ(損保ジャパンと比較)

1年目は、損保ジャパンの方があきらかに高いですが、2年目で差が縮まり、3年目以降はわずかな差になっています。同じ価格帯の商品のように見えます。

代理店によるサポートがないのに、代理店型と同じ価格帯というのは、保険料が高すぎるのではないですか!?

【結論】アクサダイレクトの自動車保険の評判・評価をまとめました。

ここまでに説明してきたアクサダイレクトの自動車保険の評判・評価をまとめると、次のようになります。

補償・サービス
  • ダイレクト型としては手厚い補償内容
  • シンプルな補償を望む人には向かない。
事故対応の評判
  • 好評というほどではないが、大きな不安材料はない。
保険料
  • 新規保険料は、ダイレクト型の相場並みかやや高め。
  • 3年目以降は、代理店型並みに高額になる。
その他
  • インターネット割引に、初年と2年目以降とで落差があるのは、他社も同じ。ただし、他社より差が大きい。

比較して欲しいライバル商品

他のダイレクト型との比較をお考えでしたら、以下の商品を候補に加えてください。

セゾン自動車火災
  • 30代以降なら、保険料を下げられるかも。
  • 顧客対応・事故対応は良好。
  • 売り上げの伸び率が大きい人気商品
  • 損保ジャパン系列のダイレクト損保
ソニー損保
  • 標準の保険料はアクサより高いが、「安全運転でキャッシュバックプラン」なら割安。
  • 顧客対応・事故対応は業界トップクラス。
  • ダイレクト損保の中で売り上げトップを独走
  • ソニーグループのダイレクト損保

ご自身の見積もり条件で、実際に比較

上のグラフで、アクサダイレクトの保険料の傾向をご覧いただきましたが、ダイレクト型自動車保険は保険料が接近しているので、見積もり条件や補償内容によって逆転するかもしれません。

ご自身の見積もり条件で保険料を算出し、実際の金額を比べてご判断ください。

ただ、商品によって中身が違うので、複数の自動車保険の見積もりを、条件をそろえて作成するのには、想像以上に手間と時間がかかります。

それどころか、誤解や思い込みで、まちがった見積もりをする危険もあります。

そこで、無料の一括見積もりサービスをおすすめします。

1回の入力で、おもな自動車保険の見積もりが一気にお手元に集まります。

時間と労力の節約効果は、想像以上です。

このサービスの利用者は、平均して保険料を年間約35,000円節約されているそうです。

アクサダイレクトは、精力的に広告宣伝を展開する、ダイレクト(ネット通販)型の一つです。

保険を通信販売するダイレクト損保にとって、メディアによる広告・宣伝は重要です。

アクサダイレクトは、そのお手本のように、積極的にメディアに露出しています。

まずは、2011〜2013年に放映されていたCMから3場面です。

当時から活発に制作されていたようですが、知名度の高い俳優・タレントの起用はなかったようです。

2014年に俳優の堤真一さんが起用され、イメージは一新されました。

チームAXA(=同社の手厚いサポート体制のイメージ)との共演もありました。

2017年より、岡田将生さんにバトンタッチ。「僕が選んだアクサダイレクト」篇です。

こちらは、2021年放映の「子育て応援割引」篇です。

2023年9月から、有名タレントを起用しない、新CMに切り替わりました。

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