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自動車保険は、高い商品と安い商品に二極化してます。
また、保険料は毎年のように見直され、安さのランキングは刻々と変動しています。

平均して35,000円も保険料を下げている方法を、お試し下さい。

親の自動車保険で子供を補償するときの、保険料節約についてわかりやすく解説します。

親の車を子供も運転するなら、子供も補償しなければなりません。

ただし、子供の属性(年齢、同居か別居か、既婚か未婚か、本人が自動車保険に入っているか等)によって、やり方が変わります。

このページでは、子供の属性別の対策と、保険料上昇の抑え方を解説します。

子供の属性別に、親の自動車保険で補償する方法を解説します。

子供の属性別、親の自動車保険での対処方法

子供が親の車を運転するとき、親の自動車保険での指定方法やその他の留意点を下表に整理しました。

子の属性 補償のやり方
同居 未婚
  • 【運転者の範囲】を「家族限定」(この指定がないときは「限定なし」)にする。
  • 【年齢条件】は、子供が範囲に入るように指定する。
  • 子供が自動車保険に新規加入するとき、セカンドカー割引が適用される
  • 子供が自動車保険に入っていても、その「他車運転特約」を、親の車運転中の事故に使えない
既婚
別居 未婚
  • 【運転者の範囲】を「家族限定」(この指定がないときは「限定なし」)にする。
  • 【年齢条件】に、子供の年齢を含める必要なし
  • 子供が自動車保険に新規加入するとき、セカンドカー割引は適用外
  • 子供が自動車保険に入っていたら、その「他車運転特約」を、親の車運転中の事故に使える(よって親の自動車保険での対策は不要)。
既婚
  • 他人(知人・友人等)と同じ取り扱いになる。
  • 【運転者の範囲】を「限定なし」にする(別居の既婚の子は「家族」に含まれない)。
  • 【年齢条件】に、子供の年齢を含める必要なし
  • 子供が自動車保険に新規加入するとき、セカンドカー割引は適用外
  • 子供が自動車保険に入っていたら、その「他車運転特約」を、親の車運転中の事故に使える

重要な点を、以下で補足説明します。

「同居」「別居」の判定は住民票より事実を優先

同居か別居かは、実生活の拠点で決まります。

実際の生活場所と住民票の住所が一致しないときは、実際の生活場所が優先されます。

結婚した経験があれば既婚者扱い

未婚か既婚かは、婚姻歴の有無で決まります。

ということは、現在は独身でも、過去に結婚したことがあれば、既婚者と同じに扱われます。

「年齢条件」と「運転者の範囲」はできるだけせまくする

それぞれ別々に指定しますが、連動して保険料に影響します。

下図は、そのイメージ図です。

横が「年齢条件」、縦が「運転者の範囲」です。

色が濃くなるほど、対象範囲が狭くなり、保険料は安くなります。

制限なし 21歳~ 26歳~ 30(35)
歳~
制限なし 高い
家族限定
本人配偶者
本人限定 安い

なお、ここ数年で「運転者の範囲」の“家族限定”を廃止する商品が増えています。

「他車運転特約」は家族の車には使えない

この特約は、ほとんどの自動車保険に自動付帯されています。

他車運転特約があると、友人・知人の車を運転していたときの事故にも、自分の自動車保険を使うことができます。

しかし、同居する家族の車は対象外です。別居する子供ならこの特約を使えますが、同居の子供は使えません。

「セカンドカー割引」は同居が条件

新規で自動車保険に入るときに、同居する家族がすでに自動車保険に入っていて11等級以上なら、この割引が適用されます。

通常、新規加入者は6等級からスタートしますが、この割引に当てはまると、7等級からスタートできます。

同居する20歳前後の子供を補償対象に加えると、保険料は一気に値上がりします。

保険料の値上がりが心配になるのは、同居する20歳前後の子供を補償の対象に加えるケースです。

保険料は2倍以上に値上がり

アクサダイレクトの自動車保険をモデルに、子供の年齢による保険料の違いをシミュレーションしました。

親が55歳15等級のときの、アクサダイレクトの標準プラン(車両保険無し)の月額保険料です。

月額保険料
夫婦のみ
3,010円
夫婦+18歳の子
8,070円
夫婦+24歳の子
4,570円
夫婦+30歳の子
3,180円

これによると、とくに子供が18歳〜20代前半のとき、保険料の値上がり幅が大きくなるようです。

保険料の上がり幅を抑えるためにできること

子供が20歳前後のときに保険料が急激に高くなるのは、この年代の交通事故発生率が高いからです。

保険料の上昇幅がこれだけ大きいと、補償内容のムダをチェックしても、効果を期待しにくいです。

そこで、以下の方法もご検討ください。どの方法も、少々テマがかかりますが・・・

子供が運転するときだけ契約内容変更

ふだんは親だけを補償対象とし、子供が運転するときだけ、親の自動車保険の契約内容変更手続きをします。

【運転する人の範囲】【年齢条件】の2項目を、子供が補償対象になるように変更します。

子供を補償する期間中は、保険料が高くなります。その期間が終わったら、もう一度変更手続きをして、契約内容をもとにもどします。

子供が運転するときだけ1日自動車保険に入る

自動車保険は親だけを補償対象とし、子供が運転するときだけ1日自動車保険に入ります。

1日自動車保険は、補償が必要な日数だけ加入できる自動車保険で、損保ジャパン、東京海上日動のような代理店型の損害保険会社なら、たいてい販売しています。

損害保険会社のウェブサイトやコンビニなどで手軽に加入できます。

ただし、加入する日数が多くなると、割高に感じられるかもしれません。

子供が21歳になるのを待つ

子供を親の自動車保険に加えるのを、子供が21歳になるまで待ちます。

子供が21歳でも、保険料は大きく上がります。ただし、多くの自動車保険で、21歳以降の方が、20歳以下よりあきらかに安くなります。

保険料の安い自動車保険に乗り換える

どの自動車保険でも、親の保険の補償対象に20歳前後の子供を加えると、大きく値上がりします。

ただし、一部の商品は、親(=主に運転する人)が交通事故発生率の低い世代であることを重視して、他社より低い金額に抑えています。

20歳前後の子供を補償対象に加えても、他社より保険料が安くなる自動車保険はこちらです。

親の保険の補償対象に20歳前後の子供を加えても、他社より保険料が安くなる自動車保険はこちらです。

  • セゾン自動車火災『おとなの自動車保険』
  • チューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』
  • こくみん共済coop(全労済)『マイカー共済』

以下で補足説明します。

セゾン自動車火災『おとなの自動車保険』

『おとなの自動車保険』には、以下のような特徴があります。

  • 現在、もっとも売上を伸ばしている自動車保険の一つ。
  • 近年、顧客満足度はダイレクト型の中で高くなっている。
  • 損保ジャパンのグループ会社という安心感。
  • 10〜20代の保険料は高額だが、30代以降はダイレクト型の相場と同じくらいか、少し安くなる。

こんな『おとなの自動車保険』の、55歳の親の保険に20歳の子供を含めたときの保険料を、グラフにしました。参考までに、45歳〜75歳の親の保険料も載せています。

45歳〜75歳の保険料も安いですが、それらと比べても、親子の保険料は目立って割安なのですね!

チューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』

チューリッヒ保険は2つの自動車保険を販売していますが、ここでお勧めしたいのは『ネット専用自動車保険』の方です。

特徴

『ネット専用自動車保険』には、以下のような特徴があります。

  • 機能をけずることで最安レベルの保険料を実現した、戦略的商品。
  • 補償・サービス内容は平凡ながら、一般的なニーズには一通り応えられる。
  • チューリッヒ保険は苦情、解約が多く、品質面では期待しにくい。
  • 「新規申込できるのは21〜79歳」「保険料払込はクレジットカード一括払いのみ」などの、他商品にはない制約が設けられている。

保険料

こんな『ネット専用自動車保険』の、55歳の親の保険に20歳の子供を含めたときの保険料を、グラフにしました。参考までに、45歳〜75歳の親の保険料も載せています(ただし75歳は申込対象外)。

どの年齢もダイレクト型の平均よりかなり安いですね。その中でも、親子の保険料は大幅に安いですね!

でも、高齢者が加入できないのは残念ですね。

こくみん共済coop(全労済)『マイカー共済』

自動車共済ですが、中身は自動車保険と同等です。利用する上での違いは、言葉づかいと手続きくらいです。

特徴

『マイカー共済』には、以下のような特徴があります。

  • 自動車保険との間で等級を引き継げるため、お互いに保険を切りかえてもデメリットはない(自動車共済には、等級引継できないものもあります)。
  • 生協を通して、全国どこでも誰でも入れるほか、無料見積サイトでの保険料比較も可能。
  • (損保会社と違って)破綻したときの加入者保護の仕組みはない。ただし、大きな金融機関なので、当面は心配なさそう。
  • 口コミや評判が乏しいため、品質がどの程度かは不透明。

保険料(掛金)

こんな『マイカー共済』の、55歳の親の保険に20歳の子供を含めたときの保険料を、グラフにしました。参考までに、45歳〜75歳の親の保険料も載せています(ただし75歳は申込対象外)。

45〜65歳はダイレクト型の平均と同じくらいですね。それらと比べると、75歳と親子の保険料の方が割安に見えます。

親子と高齢者にやさしい保険料設定のようですね。

複数の自動車保険を、見積もり条件をそろえて比較検討するなら、一括見積もりサービスが便利です。

現在では、損害保険会社のホームページにいくと、自動車保険の保険料を見積もることができます。

しかし、商品によって補償内容や用語の使い方が異なります。

見積もり条件を統一して、複数の商品を見積もり・比較しようとしても、あちこちで迷いますし、結果として正しく見積もれない恐れがあります。

そこでおすすめしたいのが、自動車保険の無料一括見積もりサービスです。

1回の入力操作で、主要な自動車保険の見積もりが一気にそろいます。

子供の保険料節約について、よくある疑問をもとに、Q&Aを作成しました。

子供の保険料節約についての、よくある質問を一覧にし、Q&A形式で回答を作成しました。

質問:《年齢条件》30歳以上の保険で、別居する18歳の子どもは補償されますか?

回答

別居の未婚の子どもに限り、《年齢条件》に関係なく補償を受けられます

ただし、《運転する人の範囲》が「本人限定」や「本人配偶者限定」になっていたらダメです。

ちなみに、同居する18歳の子どもを補償するときは、《年齢条件》は「全年齢」です。

質問:結婚している別居の子供が、親の車を運転するときの補償は?

回答

別居する既婚の子は、自動車保険では家族に含まれないので、「家族限定」ではカバーできません。

《運転する人の範囲》と《年齢条件》を、次のように指定してください。

  • 《運転する人の範囲》・・・「限定なし」
  • 《年齢条件》・・・その子供が含まれるように指定

子供が運転するときに限り、上のように変更することも可能です。

ただし、その子供が自動車保険に入っていて、他車運転特約が付いているなら(ほとんどの商品で自動付帯)、子供の保険が補償してくれます。親の自動車保険での対応は不要です。

質問:「家族限定」がない自動車保険は、子供がいる家庭には損ですか?

回答

近年、《運転する人の範囲》から「家族限定」や「本人限定」を廃止する自動車保険が増えています。

同居の子供が運転する場合、「家族限定」がなければ「限定なし」を選ぶことになります。

そのぶん、保険料が高くなる可能性は高いです。

ただし、高くなるとしても、金額の差は小さいことが多いです。

競合商品と比べて、損になるとは限りません。

質問:実家の父が自動車保険に入っていますが、セカンドカー割引を受けられますか?

回答

1台目と2台目の車の所有者や保険契約者が異なっていても、同居している親族・配偶者であれば、セカンドカー割引が適用されます。

ご質問のケースは別居のようなので、あいにくと割引になりません。

質問:事故で等級ダウンするので、親と等級を交換したいです。可能ですか?

回答

等級の入れ替え(等級引継)は、常にできるわけではありません。

原則として、2台目の車を新たに取得するとか、親が運転を止めるなどのタイミングに限られます。

質問のようなケースでは、等級の入れ替え(等級引継)はできません。

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