保険料の安い自動車保険をお探しの方々に、おすすめの自動車保険を、ご案内します。
自動車保険は、車を運転する限り継続する保険です。
安全安心のための必要経費ではありますが、できるだけ節約したいです。
このページでは、保険料の安さにこだわる方々に、ぜひ候補に加えていただきたい自動車保険をご案内します。
保険料が安いのは、ダイレクト（ネット通販）型自動車保険です。
自動車保険は、その販売方法から、代理店型とダイレクト（ネット通販）型とに分けられます。
保険料が安いのは、ダイレクト（ネット通販）型です。
ダイレクト（ネット通販）型が安い理由
代理店型自動車保険では、損害保険会社と契約している代理店が、わたしたち消費者の窓口となります。
そして、加入･更新、契約内容変更、保険金請求などの手続きのときに、案内しサポートしてくれます。
ただし、代理店の経費も保険料にのっかるので、保険料はその分高くなります。
一方、ダイレクト型損保には代理店がありません。
わからないことがあれば、チャット、メール、電話で質問できますが、ネットや電話を使って、自分で手続きしなければなりません。
代理店型とダイレクト（ネット通販）型の相場を比較
下は、代理店型（大手４社）とダイレクト型の保険料相場を、６パターンの年齢&等級で比較したグラフです。
車両保険を付けないときの、年払い保険料です。
両者の保険料には、あきらかな差があります。
ダイレクト（ネット通販）型の損害保険会社
ダイレクト型損保会社自体は、実績が乏しく知名度も低いです。
しかし、どの会社にも、資本力のある企業グループがバックについています。
おもなダイレクト損保が所属する企業グループを下表にまとめました。
| アクサダイレクト | AXAグループ（フランスの世界的保険会社） |
|---|---|
| イーデザイン損保 | 東京海上グループ（東京海上日動） |
| SBI損保 | SBIグループ（住信SBIネット銀行、SBI証券など） |
| セコム損保 | セコム･グループ（国内最大の警備保障会社） |
| セゾン自動車火災 | SOMPOグループ（損保ジャパン） |
| ソニー損保 | ソニーフィナンシャルグループ |
| チューリッヒ保険 | チューリッヒ・インシュアランス・グループ（スイスの世界的保険会社） |
| 三井ダイレクト損保 | MS&ADインシュランス・グループ（三井住友海上など） |
ダイレクト型自動車保険の間にも品質の差はあります。ただし、粗悪品･不良品はありません。
金額が安い商品は、品質もそれなりではないか？不良品が多いのではないか？などと心配になるかもしれません。
補償内容に決定的な違いはない
代理店型かダイレクト型か、国内資本か外国資本かなどの違いに関係なく、日本国内で販売されている自動車保険の基本的な仕組みや補償内容は共通しています。
自動車保険（＝任意保険）には、強制保険＝自賠責保険を補完するという、社会的な役割があります。
そのため、損保業界内で基本的な仕組みや補償内容は統一されています。
よって、どの自動車保険を選んでも、致命的な失敗にはなりません。
商品によって違うのは、基本の補償を補強するプラスαの補償･サービスです。
事故対応の品質にどこまでこだわるか？
補償内容の差は小さくても、実際に補償が提供されるときの品質（＝事故対応の品質）には差があります。迅速さ、納得感、親切さなどです。
もっとも、評判が悪い自動車保険でも、法令や契約に反することは、通常はありません。
法令や契約に違反して、それが金融庁に見つかったら、最悪の場合行政処分を下され、そのことがニュース等を通じて拡散してしまいます。保険会社としては、なんとしても避けたいです。
事故対応の評判が良くても悪くても、通常は上の図の水色の範囲に収まります。
品質にこだわる人もいれば、少々の不親切さや気の利かなさは苦にならない人もいると思います。
保険料が安いほど、事故対応が不評だったり、不安な自動車保険の比率が増えます。
保険料の安さを追求するほど、「どこまでなら許せるか」の判断が必要になります。
【安い自動車保険➊】どんな見積もり条件でも安さを期待できる自動車保険はこちら。
ほとんどの見積もり条件で、最安値かそれに迫る安さを見せるのが、以下の２商品です。
【誰でも安さを期待できる！】
『ネット専用自動車保険』
以下で、補足説明します。
SBI損保
ネット金融事業を幅広く展開するSBIグループの損害保険会社です。
ほとんどの見積もり条件で、ダイレクト型の中でも安定して安い自動車保険です。
契約条件や補償内容で、他の商品より大幅に手薄なところはありません。下のチューリッヒ『ネット専用自動車保険』のような機能制限もありません。
ただし、事故対応の評判は不評です。
チューリッヒ『ネット専用自動車保険』
チューリッヒ保険は、個人向けに２つの自動車保険を販売しています。『スーパー自動車保険』と『ネット専用自動車保険』です。
新聞･テレビ等で盛んに宣伝しているのは『スーパー自動車保険』の方ですが、ここで取り上げるのは『ネット専用自動車保険』です。
自動車保険一括見積もりサービスを利用すると、自動的にこちらの商品の見積もり結果が提示されます。
SBI損保より安くなることが多いかわりに、いくつかの重要な機能制限があります。
とくに意識していただきたい機能制限を、以下にピックアップしました。
- 保険料の払い方が年払い（一括払い）だけ
- 加入できる年齢の幅が他商品より狭い（21歳から79歳）
- 手続きはインターネットのみ（電話･郵送はできない）
それから、チューリッヒ保険の事故対応も、好評とは言えません。
【安い自動車保険➋】年代など、ある条件に当てはまるとおトクになる自動車保険をご案内します。
特定の年代におトクな商品
特定の年代の方々に割安な自動車保険をピックアップしました。
純粋な安さでは上の２つに及ばないかもしれませんが、ダイレクト型の相場より安くなる可能性が高いです（年齢なりに等級も上がっているものとします）。
また、商品内容や品質の点では、上の２商品より期待できます。
| 20代が割安 |
|
|---|---|
| 30〜50代が割安 |
|
| 高齢者が割安 |
|
チューリッヒ『スーパー自動車保険』
チューリッヒ保険の、もう一つの自動車保険です。
『ネット専用自動車保険』に及びませんが、『スーパー自動車保険』の方も、20代の保険料はダイレクト型の相場よりわりと安く設定されています。
『スーパー自動車保険』には機能制限がないし、補償は厚めです。
ただし、上にも書いたように品質面での不安はあります。
セゾン自動車火災『おとなの自動車保険』
業界２位損保ジャパンと同じグループのダイレクト損保です。
10〜20代の保険料は高くなりますが、30〜60代の保険料は、ダイレクト型の平均より安くなります。
ダイレクト損保の中で顧客対応･事故対応の評判は良好です。
こくみん共済coop（全労済）
『マイカー共済』という商品名で、自動車共済を販売しています。
料金設定は全体的にダイレクト型自動車保険より高めですが、70代以降の保険料（掛金）は、とても安いです。
補償･サービスは自動車保険と同等ですし、入る手続きは保険と異なるものの、難しくはありません。
『マイカー共済』は、こくみん共済coopの店舗で加入できる他に、ネット申込可能ですし、下の自動車保険一括見積もりサービスにも参加しています。共済の中でも、利便性が高いです。
安全運転で大きく割引
ソニー損保の標準プランは割高感が高いです。しかし「安全運転でキャッシュバックプラン」なら、ダイレクト型の相場より安い保険料を期待できます。
そうなるためには、いくつかの条件をクリアしなければなりませんが、ハードルは低いです。
ソニー損保の魅力は、業界トップクラスの評判です。高い品質を期待できます。
無料の一括見積もりサービスであれば、１回入力するだけで、主な自動車保険の見積もりが手元にそろいます。
自動車保険のホームページにいくと、どこも見積もりができるようになっています。それぞれに、わかりやすく、操作しやすいように作られています。
しかし、複数の自動車保険を、条件をそろえて見積もりするのは、手間と時間がかかります。
それどころか、誤解や思い込みで、気がつかないうちに食い違った見積もりをやってしまう危険があります。
そこで、無料の一括見積もりサービスです。１回入力すれば、主要な自動車保険の見積もりが一通りお手元に集まります。
ちなみに、『ネット専用自動車保険』『マイカー共済』の見積もりも、こちらから入手できます。
このサービスの利用者は、平均して保険料を年間約35,000円節約されているそうです。
