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自動車保険は、高い商品と安い商品に二極化してます。
また、保険料は毎年のように見直され、安さのランキングは刻々と変動しています。

平均して35,000円も保険料を下げている方法を、お試し下さい。

代理店型自動車保険とは?そのメリット・デメリットを説明します。

代理店型自動車保険とは、代理店を通じて商品を販売する自動車保険です。

代理店型自動車保険の対局にあるのが、ダイレクト型自動車保険です。ダイレクト型自動車保険は、損害保険会社が、インターネットや電話を通じて販売します。

代理店型自動車保険を販売する損害保険会社には、以下があります。

  • AIG損保
  • Chubb損保
  • あいおいニッセイ同和
  • 共栄火災海上
  • ザ・ニュー・インディア
  • 損保ジャパン
  • 大同火災海上
  • 東京海上日動
  • 日新火災
  • 三井住友海上
  • 楽天損保

このページでは、これら代理店型自動車保険の特徴や付き合い方をご説明します。

自動車保険を検討するときに知っておきたい、代理店型の5つの特徴があります。

代理店型自動車保険の特徴を以下にまとめました。

  • 加入、更新、契約内容変更、請求などの手続きを、代理店を通じておこなう。
  • 事故対応のときは、損害保険会社本体が、顧客対応をおこなう。
  • 市場シェアは、代理店型のほうが、ダイレクト型よりはるかに大きい。
  • ダイレクト型に比べて、保険料は高くなる。
  • 代理店型でもダイレクト型でも、補償内容は近い。

以下で詳しく説明します。

顧客への窓口は、事故対応を除いて、代理店が務める

代理店は、損害保険会社とは独立した法人や個人事業主です。損害保険会社と代理店契約を締結し、販売や更新の対価として手数料を受け取ります。

代理店は、保険の販売から始まって、アフターサービス全般(更新、契約変更、請求手続き等)をおこないます。

自動車保険での代理店の役割

そのため、事故を起こさないで保険を更新し続けていたら、損害保険会社の従業員と直接やり取りすることは、めったにありません。

代理店型自動車保険に入るなら、代理店の存在はきわめて重要です。

代理店の種類:専業か、副業か

損害保険代理店には、次のような種類があります。

  • 専業代理店(プロ代理店)
  • 自動車ディーラー
  • 自動車整備工場
  • 不動産業者
  • 旅行代理店

専業代理店は保険販売を専業としますが、それ以外は副業として保険を販売しています。

副業代理店と聞くと、品質が低いように思えるかもしれませんが、そうとも言えません。

本業の性格上、保険を売り込む機会が多いので、知識・経験豊富な副業代理店もあります。

ただし、取り扱える商品の種類は、限られることがあります(不動産業者は火災保険と地震保険だけとか、旅行代理店は海外旅行保険だけとか)。

代理店の種類:専属か、乗合か

取り扱える損保会社数による、代理店の分類もあります。

  • 専属代理店
  • 乗合代理店

専属代理店は一つの損害保険会社の、乗合代理店は複数の損害保険会社の商品を取り扱います。

自動車保険は商品改定のペースが速く、ベストの商品が短い間隔で入れ替わります。複数商品を比較したいなら、乗合代理店の方が有用です。

逆に、一つの自動車保険を継続するなら、どちらを選んでも差はないので、相性重視になります。

事故対応では、損害保険会社本体が前面に

代理店型自動車保険でも、事故対応は、代理店ではなく損害保険会社本体がおこないます。加入者の窓口となる担当者も用意されます。

事故対応には、法律・医療・車の修理などについての専門知識が求められます。そのため、本社のスタッフが事にあたります。

代理店に事故対応について問い合わせたら、丁寧に対応してくれます。しかし、代理店ができるのは、損保会社に伝言することだけです。

いっそのこと、代理店を通さないで、損害保険会社の担当者と直接やり取りするほうが、効率的です。

しかし、誰しも事故の後処理には慣れていません。こちらが困ったときは、見知った代理店担当者のほうが、相談しやすいかもしれません。

そういった“気持ち”を重視されるなら、代理店型が向いているかもしれません。

ダイレクト(ネット通販)型の相場と比較して、保険料は高い

代理店には従業員がいますし、事務所もあります。これらを運営・維持するために、コストがかかります。

そのコストも、代理店型自動車保険の保険料に含まれています。

代理店組織を持たないダイレクト型と違って、どうしても保険料は高くなります。

以下は、代理店型とダイレクト型の、保険料相場を比較したグラフです。6パターンの年齢・等級の組み合わせで、見積もり比較しました。

代理店型とダイレクト型の保険料相場

年齢・等級による保険料の変動幅は大きいですが、どのパターンでも、ダイレクト型があきらかに安いです。

ただし、ダイレクト型だと、諸手続きを自分でやらなければなりません。わからないことは、損保会社のサイト経由か電話で質問できますが、アクションを起こすのは加入者側です。

一方、代理店型自動車保険であれば、補償プランの作成から書類作成まで、きめ細かくサポートしてくれます。

保険料を多めに払ってでもサポートを受けたい人には、代理店型が向いています。

市場に占める割合は、代理店型自動車保険が圧倒的に優勢

保険料が高い代理店型自動車保険ですが、売上実績を比較すると、ダイレクト型を圧倒しています。

2020年度末時点での代理店型とダイレクト型の市場シェアは、下のとおりです。

ダイレクト型 8.7% 代理店型 91.3%

続いて、2022年度の主な損害保険会社の売上高(正味収入保険料)です。赤い枠内が代理店型です。

代理店型のうち上位4社は別格です。詳しいことは大手損保の自動車保険を比較をご覧ください。

代理店型でもダイレクト(ネット通販)型でも、補償内容は近い

自動車保険は、自賠責保険(強制保険)を補強する役割を負っています。

そのため、どの商品を選んでも失敗しないように、基本的な仕組みや補償内容は統一されています。ダイレクト型でも外資系でも、例外はありません。

商品ごとに違うのは、基本機能を補強するための特約やサービス等です。

代理店型自動車保険を選ぶときは、商品内容と同じくらい、代理店選びが重要です。

自動車保険の補償内容は、異なる商品でも大きな違いはありません。

よって、自動車保険を選ぶとき、商品内容の比較以上に、代理店の比較に力を入れていただきたいです。

接する相手は、ほぼ代理店の担当者

代理店型自動車保険では、損保会社の従業員より、代理店の担当者と接する頻度のほうが、はるかに多いです。

通常、加入者が損保会社の従業員と直接やり取りするのは、事故対応くらいです。

ですから、平常時(事故のとき以外)にわたしたちが受けるサービスの質は、ほぼ代理店で決まります。

代理店 損保会社

代理店は、損害保険会社が紹介してくれる

知っている代理店がないときは、損保会社が最寄りの代理店を紹介してくれます。

大手の損保会社なら、ウェブサイトで全国の代理店を検索できるようになっています。

とは言え、損保会社に連絡をとって、優良な代理店、好評な代理店を紹介してもらうことを、お勧めします。

これから代理店型自動車保険を選ぶなら、代理店数が豊富な大手損保をおすすめします。

すでに頼れる代理店を見つけられているなら、そこが責任を持って勧めてくれる自動車保険を選んでください。

逆に、候補の自動車保険は絞り込めているけれど、代理店に連絡するのはこれからという方々には、大手損保を候補に加えていただきたいです。

大手損保とは、以下の4社です。

  • あいおいニッセイ同和
  • 損保ジャパン
  • 東京海上日動
  • 三井住友海上

大手損保をおすすめする理由は単純です。取り扱っている代理店数の多さです。

中堅の損保会社だと、最寄りの代理店が一つしかないとか、最悪近くに代理店がないという危険もあります・・・

大手損保であれば、近所にある複数の中から、優良な代理店を選べます。また、不満があれば交換も可能です。

参考までに、いくつかの損保会社の国内代理店数を例示します(2022年3月末)。

  • AIG損保 ・・・ 14,410
  • 損保ジャパン ・・・ 46,512
  • 東京海上日動 ・・・ 45,920
  • 日新火災 ・・・ 10,912
  • 楽天損保 ・・・ 2,843

国内のほぼすべての市町村に代理店を置くと、損保ジャパンや東京海上日動くらいの数になります。

満足度ランキングによると、代理店型だったら評判が良いとは限らないようです。

自動車保険の評判を知りたいとき、口コミ情報や顧客満足度ランキングが参考になります。

とくに損保会社の実力の差があらわれやすい、事故対応の満足度ランキングをピックアップしました。

価格コムの顧客満足度ランキング

2022年版事故対応ランキング、上位10社です。社名が青字なのが、ダイレクト損保です。

順位 会社名
1位 ソニー損保
2位 AIG損保
3位 三井住友海上
4位 セゾン自動車火災
5位 損保ジャパン
6位 あいおいニッセイ同和
7位 日新火災
8位 アクサダイレクト
9位 イーデザイン損保
10位 東京海上日動

J.D.パワー事故対応満足度ランキング

続いて、世界的なマーケティング調査会社J.D.パワーが毎年公表している顧客満足度ランキングです。

2021年版事故対応ランキング、上位10社です。社名が青字なのが、ダイレクト損保です。

順位 会社名
1位 ソニー損保
2位 損保ジャパン
3位 東京海上日動
4位 セゾン自動車火災
5位 三井住友海上
6位 アクサダイレクト
7位 チューリッヒ保険
8位 イーデザイン損保
9位 あいおいニッセイ同和
10位 三井ダイレクト損保

代理店型の中にも、ダイレクト型の中にも、それぞれ好評な会社・不評な会社がありますね!

保険料を大幅に節約するなら、大手損保系列のダイレクト(ネット通販)型にも注目してください。

ダイレクト型損保の中には、大手損保の系列の損保会社がいくつかあります。

社名を聞いただけではそれとわかりませんが、実質的に、大手損保のダイレクト販売部門と呼んでも差し支えのない存在です。

大手損保が100%大株主になっていて(あるいはほぼ100%)、会社役員の過半数が大手損保出身者で占められています。

大手損保系列のダイレクト(ネット通販)型損保

以下の3社が、大手損保系列のダイレクト型損保です。

大手損保 傘下の損保会社
東京海上日動 イーデザイン損保
損保ジャパン セゾン自動車火災
三井住友海上 三井ダイレクト損保

自動車保険の乗り換えは、簡単でノーリスク

他社の自動車保険への乗り換えは簡単で、リスクがありません。

満期のタイミングで他社に変更するなら、もとの保険を解約する手続きは、原則として不要です。放置しておけば、自動的に消滅します。

そして、どの損保会社でも自動車保険の基本的な仕組みは同じなので、現在の補償内容をほとんどそのまま新しい保険に移行できます。

保険料に大きな影響を与える等級は、新しい自動車保険にそのまま引き継ぐことができます。

無料の一括見積もりサービスであれば、1回入力するだけで、主な自動車保険の見積もりが手元にそろいます。

損害保険会社のホームページにいくと、どこも見積もりやシミュレーションができるようになっています。それぞれに、わかりやすく、操作しやすいように作られています。

しかし、5社とか10社とかの自動車保険の見積もりを、ひとつひとつ条件をそろえて実施するのは、なかなか手間と時間がかかります

手間と時間がかかるだけならまだしも、誤解や思い込みで、気がつかないうちに食い違った見積もりをやってしまう危険があります。

そこで、無料の一括見積もりサービスです。1回入力すれば、主要な自動車保険の見積もりが一通りお手元に集まります。時間と労力の節約効果は、想像以上です。

このサービスの利用者は、平均して保険料を年間約35,000円節約されているそうです。

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