2023年版、軽自動車のコストパフォーマンスが良い自動車保険。
自動車保険を選ぶときの判断基準は色々とありますが、このページでは、コストパフォーマンス重視で、お勧め商品をご案内します。
中には品質面で不安がある商品もあります。それらにも、知っている範囲で触れています。総合的にご判断ください。
あらゆる見積もり条件で、割安な保険料を期待できる自動車保険はこちらです。
自動車保険の割安感は、見積もり条件によって変化します。そんな中、次の商品は、安定して安さを期待できます。
- チューリッヒ「ネット専用自動車保険」
- SBI損保
- セコム損保
それぞれの商品について、以下で解説します。
チューリッヒ「ネット専用自動車保険」
チューリッヒ保険は、一般世帯向けに2つの自動車保険を販売しています。
テレビ、ネット、新聞などで盛んに宣伝しているのが「スーパー自動車保険」です。
それとは別に、ネット利用者限定で「ネット専用自動車保険」を販売しています。ここでお勧めするのは「ネット専用自動車保険」です。
安さは業界トップクラス
「ネット専用自動車保険」はダイレクト型の中でもとくに割安です。
3つの見積もり条件(年齢と等級の組み合わせ)で、ダイレクト型の相場と保険料を比較しました。
ダイレクト型の相場と比べても、「ネット専用自動車保険」は大幅に安いです。
保険料の安さと引き換えに機能制限がある
「ネット専用自動車保険」では、保険料の安さと引き換えに、いくつかの機能制限があります。
重要そうなものをあげますと・・・
- 加入できるのは21歳~79歳までの個人。
- 申し込み手続きはインターネットのみ(電話、郵送は不可)。
- 保険料払込はクレジットカード一括払いのみ。
- 更新は自動(こちらが事前に拒否を伝えなければ自動更新)。
一方、補償やサービスの内容は、競合商品と比べて平凡ですが、一般的なものは一通りそろっています。
品質面は期待しにくい
品質面で期待しにくい根拠は、次の通りです。
- 自動車保険の解約発生率が最悪レベル
- 会社としての苦情発生率が最悪レベル
- 自動車保険を使うと、次の更新を断られる恐れが、他の商品より大きい(口コミ複数)。
SBI損保
発売以来、安さを“売り”にしてきたSBI損保ですが、中身が充実するにつれて、徐々に保険料も高くなっています。
現在でも安い自動車保険ではありますが、以前のように飛び抜けた存在ではありません。
3つの見積もり条件(年齢と等級の組み合わせ)で、ダイレクト型の相場と保険料を比較しました。
車両保険を付けないとセコム損保より高くなる可能性が高いです。逆に、車両保険を付けるなら、SBI損保のほうが有利です。
また、事故対応などの品質は、大手損保より期待できないです。ただし、ここで名前=上げた他の2商品よりはマシかも・・・?
セコム損保
日本最大の警備保障会社セコムのグループ会社です。
セコム損保の主力商品はがん保険や火災保険で、自動車保険の売上は小さいです。
とは言え、コストパフォーマンスにこだわる方々には、気にしていただきたい自動車保険です。
保険料
3つの見積もり条件(年齢と等級の組み合わせ)で、ダイレクト型の相場と保険料を比較しました。
軽自動車については、車両保険を付けなければ、上のSBI損保より安くなる確率が高いです。逆に、車両保険を付けると劣勢です。
さらに安くできる仕組みがある
セコム損保の自動車保険には、補償をスリム化して安くする手段が、他の商品よりも多いです。
- 対物賠償保険に免責額を設定できる。
- 高齢運転者対象外特約がある。
とことん補償をスリム化すると、チューリッヒ「ネット専用自動車保険」並みに安くなります。
品質面は期待しにくい
売上の規模が小さい(=加入者数が少ない)こともあってか、評判・口コミ情報が極端に少ないです。
あくまでも推測ですが、セコム損保くらい売上が小さいと、自動車保険に関わる業務の大半を外注に委託しているかもしれません。
外注委託=品質が低い、ということではありません。しかし、自社内にノウハウを蓄積しないで外部に頼っているとしたら、心配です・・・
特定の条件に当てはまる人たちにお勧めの自動車保険はこちらです。
誰もが安くなるわけではありませんが、特定の条件に当てはまると安くなる、お勧めの自動車保険です。
セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」
商品名から推測できるとおり、30〜60代の方々なら、SBI損保やセコム損保並みの安さを期待できます。
3つの見積もり条件(年齢と等級の組み合わせ)で、ダイレクト型の相場と保険料を比較しました。
セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」の魅力は、大手損保に近いレベルの品質を期待できることです。
ソニー損保
大手損保と対等以上の、顧客対応・事故対応品質を武器に、ダイレクト損保売上トップを独走するソニー損保ですが、保険料水準はダイレクト型の中で高めです。
ただし、「安全運転でキャッシュバックプラン」なら、ダイレクト型の相場より安い保険料を期待できます。
そうなるためには、いくつかの条件をクリアしなければなりませんが、ハードルは低いです。
3つの見積もり条件(年齢と等級の組み合わせ)で、ダイレクト型の相場と保険料を比較しました。
なお、「安全運転でキャッシュバックプラン」は獲得した運転スコア(運転の安全性を得点化した数値)に応じて割引額が変動します。ここでは、加入者の約80%が当てはまる30%キャッシュバックの保険料を採用しました。
キャッシュバックの効果は大きいです。
加入・更新の時点では、正規の高い保険料を支払います。
そして、キャッシュバックの条件を充たしたら運転スコアにおうじて、お金が戻ってきます。
運転スコアが悪いと、上のグラフのようにはなりません。とは言え実績を見ると、80%くらいの人がトクをしています。
念には念を入れて、無料の保険料一括見積もりサービスで、おもな自動車保険の保険料を比較してください。
自動車保険の保険料は、見積もり条件によって変動します。
お勧めの自動車保険を含め、できるだけ多くの見積もりを比較して判断してください。
もっとも、仕組みや言葉遣いが異なる複数の自動車保険を、見積もり条件を同じにして比較するのは、けっこう負担になりますし、ミスの恐れがあります。
そこで、以下の保険料一括見積もりサービス(無料)をおすすめします。
1回の入力で、おもな自動車保険の見積もりが、一気に集まります。
このサービスの利用者は、平均して保険料を年間約35,000円節約されているそうです。