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自動車保険は、高い商品と安い商品に二極化してます。
また、保険料は毎年のように見直され、安さのランキングは刻々と変動しています。

平均して35,000円も保険料を下げている方法を、お試し下さい。

運転する人の範囲をせまくするほど、保険料は安くなります。その特性を活かして、保険料を節約しましょう。

自動車保険の保険料は、運転する人の範囲をせまくするほど、安くなります。

自動車保険に入るときに申告する項目のうち、運転者の範囲に直接関わるのは、以下の2つです。

  • 年齢条件
  • 運転者の範囲

以下で補足説明します。

年齢条件

年齢条件は、運転する人の年齢の範囲を限定します。

たいていは、以下のような区分に分かれていて、運転する全員が当てはまる区分を選びます。

  • 全年齢
  • 21歳以上
  • 26歳以上
  • 30歳(または35歳)以上

「全年齢」がもっとも範囲が広くて、下になるほど範囲はせまくなります。

ところで、年齢区分の境界が20〜30代に集中していますが、それには理由があります。

図は、損害保険料率算出機構『自動車保険の概況』(2018年度)から、年代別の事故の多さを表したグラフです。

年代別の交通事故発生割合のグラフ

事故の発生率は10代が際立って高く、そこから30代前半にかけて、どんどん下がります。そして、30代以降は平坦になります。

そうした傾向を反映して、年齢区分の境界が20〜30代に集中しています。

そのため、年齢条件が保険料に与える影響は、10〜30代前半が大きくて、それより上の年代になるとゆるやかです。

ちなみに、この指定が影響を与えるのは、ほとんどの自動車保険で同居する親族です(別居の子供は含めません)。

運転者の範囲

一方、家庭内での運転者の範囲は、以下の4つの区分に分かれます。

下に行くほど運転者の範囲は広くなり、保険料も高くなります。

  • 本人限定
  • 本人・配偶者(夫婦)限定
  • 家族限定
  • 限定なし

ここでの家族とは、同居する親族だけでなく、別居する未婚の子供も含みます。

もっとも最近は、家族限定を廃止する自動車保険が増えており、家族限定を目にすることは少なくなりました。

運転する人に関する項目で保険料を左右するのは「等級」「年齢条件」「運転者の範囲」です。

自動車保険の保険料は、さまざまな項目に左右されます。

運転する人に関する項目で重要なのは「等級」「年齢条件」「運転者の範囲」の3つです。

等級年齢条件運転者の範囲の関係

等級は、その車をおもに運転する人の、自動車保険の利用実績です。保険金を受け取ることなく保険を長く継続していたら、それだけ等級は高くなり、保険料の割引は大きくなります。

ところで、車を運転するのがその人だけなら、「年齢条件」はその人の年齢で決まり、「運転者の範囲」は本人限定になります。

それ以外にも運転する人がいる場合、「年齢条件」は、一番若い人の年齢で決まります。「運転者の範囲」は、家族関係のもっとも遠い人で決まります。

「等級」「年齢条件」「運転者の範囲」の関係

保険料に最も強く影響するのは「等級」ですが、運転する人が複数になると、「年齢条件」「運転者の範囲」の指定のやり方によって、保険料を節約できます。

保険料を下げるための工夫

運転するのがおもな運転者だけのとき、つまり「運転者の範囲」が本人限定のとき、保険料を下げるためにできる工夫は、限られてしまいます。

逆に、おもな運転者以外の人も運転するときは、工夫の余地がいろいろ出てきます。

ただし、具体的な工夫のやり方は違っても、方針としては、車の運転者をできるだけ限定することになります。

そうすることで、生活面では少々不便になるかもしれません。

不便さと保険料節約と、どちらを優先するかの判断になります。

以下で説明していきます。

「運転者の範囲」に関わる、夫婦間でできる保険料を安くする工夫を、ご案内します。

運転免許証を持っている人が家族の中で夫婦だけ、という世帯での工夫をご案内します。

夫婦で1台の車を共用

夫婦で1台の車を共用されているなら、運転する人をどちらか一方に固定することで、保険料を下げられます。

しかし、保険料の節約効果より、不便さのほうが大きくなりそうです。また、運転しない方の人が、ペーパードライバーになってしまう危険があります。

ただ、10〜20代前半と30代以降の歳の差カップルなら、年上の人を運転者に固定することで、けっこう保険料を下げられます。

生活に無理のない範囲で、ご検討ください。

夫婦で別々の車を利用

一方、夫婦でそれぞれ車を使っており、別々に自動車保険に入っているなら、互いに相方の車を運転しない(=それぞれの自動車保険を「本人限定」とする)ことで、保険料を下げられます。

少し不便になりますが、やってやれなくはないかもしれません。

緊急のときに、やむを得ず相方の車を運転して、事故を起こしても、保険を使うことはできません。

そのときに、損害保険会社に事実と異なる報告をして保険金を請求すると、告知義務違反(法律上の契約違反)となって、保険金の支払いを拒否されるばかりか、契約を解除されることもあるので、ご注意ください。

どうしても相方の車を運転するときは、その車の自動車保険を一時的に「本人・配偶者限定」に変更しましょう。

変更手続きは、損害保険会社のウェブサイトか電話でかんたんにでき、すぐに反映されます。

ただし、その期間中は運転者の範囲を広げることになるので、その日数分の追加保険料がかかります。

自分の自動車保険に付いている他車運転特約を、相方の車を運転するときに、使えないのですか?
あいにくと、他車運転特約は、家族が所有している車では使えません。

「運転者の範囲」に関わる、家族間でできる保険料を安くする工夫を、ご案内します。

ここでは、親子間での工夫をご案内します。ただし、祖父母とお孫さんの間でも、同じことができます。

同居する子供が運転免許を取得したら

子供が親の車を運転するなら、親の自動車保険の契約内容を変更する必要があります。

  • 年齢条件を「全年齢」「21歳以上」などに変更。
  • 運転者の範囲を「家族限定」または「限定なし」に変更。

現在の年齢条件が「30歳以上」または「35歳以上」なのを、上のように変更すると、保険料は大幅に上がります。

10〜20代は、親の年代と比べて、自動車事故の発生率が格段に高いです。

このようなケースで、保険料を抑える方法は、2つあります。

  • 子供が運転するときだけ、保険を付ける。
  • 保険料の安い自動車保険に乗り換える。

それぞれの具体的な方法は、以下のページで説明しています。

同居する子供が車を購入したら

上の、夫婦がそれぞれ車を持っているケースと、同じことを考えなければなりません。

一家にある2台の車について、誰がどの車を運転するか、しっかり線引きをしておきたいです。

とくに子供が10〜20代の場合、その子を運転者の含めるか含めないかで、保険料は大きく変動します。

例として、2つの自動車保険の保険料シミュレーションをご覧ください。

55歳の両親の自動車保険に、20歳の子供を含めないとき、含めるときの、年払い保険料です。

保険会社 子を含めない 子を含める
東京海上日動 28,770円 78,480円
ソニー損保 21,040円 64,930円

補償内容は同じですが、子を含めない(本人・配偶者型)ときと、子を含める(限定なし)ときとで、どちらの自動車保険も倍以上高くなっています。

子供はもっぱら自分の車を運転することにして、親の自動車保険からは外しましょう。

そして、どうしても相手の車を運転するときは、その車の自動車保険を一時的に「家族限定」もしくは「限定なし」に変更しましょう。

変更手続きは、損害保険会社のウェブサイトか電話でかんたんにでき、すぐに反映されます。

ただし、その期間中は運転者の範囲を広げることになるので、その日数分の追加保険料がかかります。

別居の子供が帰省したときに、たまに運転する

子供が独自に自動車保険入っているかどうかで、打てる手が異なります。

子供が独自に自動車保険入っているとき

別居の子供が、独自に自動車保険に入っているときは、まずその自動車保険に他車運転特約が付いているかを確認してください。

最近の自動車保険では、自動セットされていることが多い特約です。ご本人が意識していなくとも、付加されている可能性が高いです。

他車運転特約がついていれば、実家の車を運転したときの事故は、その子供の自動車保険により補償されるので。安心です。

子供が独自に自動車保険に入っていないとき

未婚(=婚姻歴なし)の子供は

別居していても、自動車保険の中では家族の一員です。

一方、別居する既婚(=婚姻歴あり)の子供は

自動車保険の中では、家族ではありません。他人の扱いになります。

よって、自動車保険の運転者の範囲の指定は、それぞれ次のようになります。

  • 未婚の子供 ・・・ 「家族型」または「限定なし」
  • 既婚の子供 ・・・ 「限定なし」

現状が「本人型」「本人・配偶者型」のときは、子供が運転する期間中だけ、「家族型」ないしは「限定なし」に契約内容を変更しましょう。

損害保険会社のウェブサイトまたは電話にて、かんたんに手続きできます。

そして、子供の帰省が終わったら、再度契約変更手続きをして、元の状態に戻しましょう。保険料が余分にかかります。

なお、別居の子供は「年齢条件」の指定とは関係がないので、この指定を変更する必要はありません。

商品を比較するときは、自動車保険全体の保険料を比べましょう。無料の一括見積もりサービスをおすすめします。

保険料を節約するときは、個々の項目に注目する必要があります。

しかし、最終的に商品を比較する段階になったら、自動車保険全体の保険料を比べましょう。

自動車保険の保険料は、さまざまの項目が影響しあって決まります。

ところで最近は、多くの損害保険会社が、ウェブサイトで見積もり・シミュレーション機能を提供しています。それぞれに、わかりやすく、操作しやすいように作られています。

とは言え、5社とか10社とかの自動車保険の見積もりを、ひとつひとつ条件をそろえて実施するのは、なかなか手間と時間がかかります。

手間と時間がかかるだけならまだしも、誤解や思い込みで、気がつかないうちに食い違った見積もりをやってしまう危険があります。

そこで、無料の一括見積もりサービスです。1回入力すれば、主要な自動車保険の見積もりが一通りお手元に集まります。時間と労力の節約効果は、想像以上です。

このサービスの利用者は、平均して保険料を年間約35,000円節約されているそうです。

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