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近年、火災保険は値上がりを続けています。勧められるままに加入するのは危険です。
また、補償は同じでも、保険金を払いしぶる保険会社があります。あなたの保険は大丈夫ですか!?

しっかり比較して、納得して選びましょう!

ネット保険が安いとは限らない

一般論として、ネット通販専門の損保会社(=ダイレクト損保)は、代理店の運営コストがかからないので、保険料が割安になりやすいです。

しかし、火災保険・地震保険には、その一般論が当てはまらないことが多いです。

このページでは、ダイレクト損保の火災保険について、以下のことを解説しています。

ダイレクト損保の火災保険の保険料を、大手損保と比較してみました。

ダイレクト損保3社(SBI損保、セゾン自動車火災、ソニー損保)の保険料を、大手損保2社(損保ジャパン、東京海上日動)と比較しました。

ちなみに損保ジャパン、東京海上日動は、火災保険の国内売上高1位・2位です。

マンションの保険料比較

新築マンションに火災保険をかけたときの保険料を比較した結果が、下のグラフです(水災なし、地震保険なし、5年契約)。

0 1万円 2万円 3万円 SBI損保 セゾン自動車 ソニー損保 損保ジャパン 東京海上日動

ネット通販だからといって、保険料が安くなるとは限りません。

戸建ての保険料比較

新築一戸建てに火災保険をかけたときの保険料を比較した結果が、下のグラフです(水災あり、地震保険なし、5年契約)。

0 5万円 10万円 15万円 SBI損保 セゾン自動車 ソニー損保 損保ジャパン 東京海上日動

ネット通販のSBI損保、ソニー損保は、かなり割高に見えます。

ダイレクト損保のほうが保険料が安くなるという常識は、火災保険には当てはまらないのですね・・・

保険料が安く見えるときは、補償が薄いことが多いです。

保険料が安い=補償が薄い

複数の火災保険を比較するとき、補償内容が同じなのに保険料の差が大きくなることは、わりと少ないです。たいてい、保険料が安い商品は、補償も薄いことが多いです。

例として、東京海上日動『トータルアシスト住まいの保険』と日新火災『お家ドクター火災保険』の保険料を、見積もり条件を同じにして比較しました(戸建て新築、地震保険なし、5年契約)。

東京海上日動 104,630円
日新火災 79,360円

日新火災は2つの火災保険を個人向けに販売していますが、『お家ドクター火災保険』はネット通販専用商品です。代理店による販売コストがかからない分、保険料を安くできます。

しかし、2つの商品の保険料の差の原因は、それだけではありません。事故のときに支払われる保険金に差があります。

東京海上
日動
日新火災
臨時費用保険金
地震火災費用保険金 ×
損害拡大防止費用保険金
残存物片付け費用保険金
失火見舞費用保険金 ×
修理付帯費用保険金 ×
水道管修理費用保険金 ×
請求手続保険金 ×

単純に金額を比較するのではなく、安い保険料で必要な補償が得られるかを慎重にご判断ください。

補償が薄くてだいじょうぶ?

補償が薄い火災保険には、2タイプあります。

  • 保険金の金額が少ない。
  • 補償される事故・災害の範囲が狭い。

日新火災『お家ドクター火災保険』は、上のタイプです。このタイプは、金額の多い少ないはあっても、保険金は出ます。火災保険が生活再建に役立ちます。

下のタイプは火災共済によく見られますが、事故・災害の種類によっては、保険金が全く出ません。このタイプの方がリスクは大きいです。

火災共済は、上の2つの両方に当てはまるものが多いです。

補償内容が、ご自分のリスクに合っているかを、よくチェックしてください。

保険料の割安感を期待できるダイレクト型の火災保険はこちらです。

看板通りの割安感を期待できるネット通販の火災保険は、次のとおりです。

  • ジェイアイ傷害火災『ieho(いえほ)』
  • セゾン自動車火災『じぶんでえらべる火災保険』
  • 日新火災『お家ドクター火災保険』

各商品の特徴を解説します。

ジェイアイ傷害火災『ieho(いえほ)』

ジェイアイ傷害火災は、旅行代理店の最大手JTBと世界的な保険会社AIGとが設立したダイレクト損保です。

同社の火災保険の「魅力」と「懸念」を下表にまとめました。

魅力
  • 苦情発生率はダイレクト損保の平均レベル。
懸念
  • 物件が築20年を超えると役に立たない。
  • 保険金の支払いをケチる恐れがある。

セゾン自動車火災『じぶんでえらべる火災保険』

セゾン自動車火災は、損保ジャパン率いるSOMPOグループのダイレクト損保です。

同社の火災保険の「魅力」と「懸念」を下表にまとめました。

魅力
  • 苦情発生率はダイレクト損保の中で低め。
懸念
  • 保険金の支払いをケチる恐れがある。
  • 売上の規模が小さく、サポート体制等に不安がある。

ただし、同社には、保険金の支払いが渋い傾向が見られます。メリット、デメリットを踏まえてご判断ください。

日新火災『お家ドクター火災保険』

日新火災は中堅の損害保険会社で、東京海上グループの一員です。

同社は代理店販売用の『住宅安心保険』と、ネット通販用の『お家ドクター火災保険』の、2つの個人向け火災保険を販売しています。お勧めは後者です。

同社の火災保険・地震保険の「魅力」と「懸念」を下表にまとめました。

魅力
  • 保険金の支払いは業界内でも特にスムーズ。
  • ネット通販の火災保険としては、歴史と実績がある。
  • 保険料の安さは業界トップクラス。
懸念
  • 補償は競合商品より薄め。

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